Bybitは、お客様に卓越した取引体験を提供するため、上場されているすべての通貨ペアを継続的に監視し、その上場資格を慎重に査定しています。そしてBybitの厳格な上場条件を満たさなくなった通貨ペアは、上場廃止となります。Bybitのデリバティブ上場廃止には、「手動による上場廃止」と「自動的な上場廃止」の2つのメカニズムがあります。
手動による上場廃止
Bybitにおける通貨ペアの上場廃止の判断には、以下の要素が考慮されますが、これらに限定されるものではありません。
- 極端な市況
- お客様への取引リスク
- トークンがハードフォーク、分裂、併合によって新しいトークンになった場合
- プロジェクトの開発活動の質とレベル
- プロジェクトの運営が停止した場合
- プロジェクトの情報開示に大きな乖離があり、お客様や取引所を欺いている場合
上場廃止に関して、Bybitは影響を受ける可能性のあるお客様にその詳細を事前にメールやアプリ通知でお知らせいたします。お客様は、事前にポジションや注文を適切に管理する必要があります。
自動的な上場廃止
Bybitでは、不測の価格変動からお客様を保護するため、以下のようなメカニズムを導入しています。
- デリバティブ契約の最終取引価格が最小価格変動単位の50倍に達した場合、Bybitは影響を受ける通貨ペアのポジションを保有または発注しているお客様に対して、不安定な市場動向に起因する上場廃止のリスクがあることをメールとアプリ通知を介してお知らせいたします。
- デリバティブ契約の最終取引価格が最小価格変動単位の20倍を下回った場合、Bybitは当該銘柄を予告なく上場廃止にする権利を有しています。
- 各デリバティブ契約の最小価格変動単位については、契約の詳細ページをご参照ください。
例えば、ADAUSDT無期限契約の最小価格変動単位は、0.0001となります。
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ADAUSDTの最終取引価格が0.005 USDTに達した場合、BybitはADAUSDTのポジションを保有または発注しているお客様に対して、不安定な市場動向に起因する上場廃止のリスクがあることをメールとアプリ通知を介してお知らせいたします。最終取引価格が0.002 USDTに達すると、ADAUSDTは上場廃止となります。当該通貨ペアが再び上場条件を満たした場合、Bybitは再上場に関するお知らせを別途お送りいたします。
極端な市場リスクを考慮し、Bybitは事前に告知することでいかなる価格レベルのデリバティブ契約でも上場を廃止できる権利を有しています。
現物通貨ペアの上場廃止プロトコルについては、こちらをご参照ください。
上場廃止後のポジションと注文の管理
- 上場廃止となった通貨ペアは取引ができません。
- 上場廃止となった通貨ペアのアクティブおよび条件付き注文は、すべてキャンセルとなります。
- お客様が通貨ペアが上場廃止になるまでポジションを保有することを選択された場合、すべてのオープンポジションはシステムにより自動的に強制決済されます。その際に取引手数料が発生し、システムは上場廃止時刻の直前30分間の平均インデックス価格を決済価格の参考価格として使用します。最終決済価格の算出方法については、上場廃止になった通貨ペアに関連するブログ記事でご確認ください。