条件付き注文がトリガーされたのに執行されなかった理由は以下が考えられます。
1）証拠金が不十分だったため（注文履歴には拒否済み、と表示されます）
- 条件付き注文は発注される際の証拠金要件はありません。
- ただし、これは、条件付き注文では証拠金が必要ないという意味ではありません。条件付き注文の条件が満たされると（トリガー価格に達した時）システムは証拠金要件を確認します。
- トリガーされた後、条件付き注文を執行するのに利用可能な残高が不十分であるとシステムが判断した場合、この注文はシステムによって拒否されます。
注：条件付き注文でストップロスを設定する場合は、「トリガー時に決済注文」機能を選択してください。
2）ポジションを保有していない状態で条件付き注文を出す際に、「トリガー時に決済注文」を選択してしまっていたため（注文履歴には拒否済み、と表示されます。）
- トリガー時に決済注文、とはポジションを決済する時のみ有効化される機能です。
- トリガー時に決済注文が選択されている条件付き注文がトリガーされた時、ポジションがない場合、システムは注文を拒否します。
3）注文が最低注文価格を満たしていないため（注文履歴には拒否済み、と表示されます）
- プラットフォームの最低注文価格は、トリガーされた時点での最終取引価格（LTP）の10％です。
- トレーダーは、条件付き注文を発注する時点で任意の注文価格を設定できます。ただし、上記の証拠金要件と同様に、システムはトリガーされた条件付き注文の要件を確認します。
- 注文価格が最終取引価格の10％未満の場合、システムは注文を拒否します。
以下の理由は、条件付き指値注文に限ったものです。
1）トリガーされたときに注文価格が取引板の最良買気配値、最良売気配値より良い価格だった時（注文履歴にはNewと表示されます）
- トリガーされた条件付き指値注文は、トレーダーがトリガーした時点で指値注文が発注するのと同様です。
- 指値注文の執行は、注文板の最良買/売気配価と指値価格によって決定されます。
- 指定価格が注文価格に達するか、トレーダーがキャンセルするまでは、この注文はアクティブのままです。
- 指値注文の執行に関する詳細については、こちらをクリックしてください。
2）ポストオンリー機能を選択して条件付き指値注文を発注し、トリガーされた際の指値価格が注文板の最良売/買気配値より悪かった場合、この注文はトリガー後すぐにキャンセルされます。（注文履歴にはキャンセル済み表示されます）
- ポストオンリー機能は、トレーダーの条件付き指値注文、指値注文が発注時に、この注文が執行された際には取引手数料をはらわずにメイカー報酬を受取ることを保証される機能です。
- この注文がトリガーされ、指値価格が最良売/買気配値より悪いとシステムが検出すると、注文は自動的にキャンセルされ、トレーダーが意図せずに高い取引手数料（テイカー手数料）を支払うことはないことを。